8月17日、酷暑の大都会から列車に揺られること三時間、 無事に山小屋に到着した私たち。
そして待っていた大自然に心踊らせながら、山小屋の周辺をグルグル。 すると、山小屋の広場に、揺れている「風のブランコ」を発見! このブランコの骨組みは、なんとなんと、 全部、竹で作られているのです。
去年の秋、佐々木詩人の友人であるネパールの人の指導で、 嬬恋村の人たちと一緒に、手作りされたもの。 そのプロセスに、まず驚かされましたねぇ!
村の竹林のなかに聳える一番長くて太い竹、 全長12m、4本を、切り分けずにそのまま運んだのです。
ヒンズー教の決まりの一つに、 「竹を切り分けて運んではいけない」というのがあったんですねぇ。 竹の先端に、天から神さまが降りて来るからというのです。 すごい…!
ネパールでの「風のブランコ」は、五穀豊穣を祈願するために、 毎年秋の一ヶ月間だけ村の広場に作られ、その後は取り外されるそうです。 ブランコが出来上がると、ヒンズー教の安全祈願の儀式が行なわれます。 雄鶏の首を切って、噴き出す血を、大地に、4本の竹に、ブランコの踏み板に、降り注ぐのです。 山小屋でも、ヒンズー教の儀礼にのっとって、その儀式をしっかり執り行ったそうです。 すごい…!
そんなブランコに、メンバーが次々に試しのり!→絶叫大会、開幕!
「それぇ~っ!」 「ギャーーー」

恐怖を、押し殺す人、

全面に表現する人、 
さわやかに乗りこなす人、

大自然と交信してる人、
身体能力を十二分に発揮する人、

童心にかえって遊んでる人、

風に吹かれてゆらゆれる人、

野生的(?)な人…。

他の人を観察するだけでも退屈しない、楽しい時間でした!


(by ユウジ&ハヤサカ)
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