VOICE SPACE
  詩と音楽のコラボレーション集団 "VOICE SPACE" 公式ブログ
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声のまぼろし

CD「声のまぼろし」
2010年2月28日発売 ¥2000
ご購入はこちら→RAGTIME



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VOICE SPACE 

Author:VOICE SPACE 
・VOICE SPACEとは
東京芸術大学音楽学部の学生、院生、卒業生を中心とした、 現代詩を研究する音楽グループ。「音楽文芸」講座担当の佐々木幹郎氏、成田英明氏を顧問として2004年に発足。
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VOICE SPACE in 倉敷
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倉敷インスピレーション2006のレポートと併せてご覧ください。

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プレゼンテーション Ⅲ 小室等さんを招いて
倉敷インスピレーションまで、あと1ヶ月を切りました!
さあ、これからが大詰め。
これからが正念場です。VOICE SPACE、気合入れるんじゃー!!
・・・ってことで、8月29日第3回プレゼンテーション@芸大 には、倉敷公演でご一緒する
歌手の小室等さんが、叱咤激励に駆けつけてくださいました。

我々の作品プレゼンテーションの様子を真剣に見つめる
佐々木幹郎さん、小室等さんのお二人。(佐々木氏は"先生"と呼ばれたくないみたいです)


どれどれ・・・

20060831021330.jpg

中村作品 「りんごへの固執(詩:谷川俊太郎)」 上演風景。
小室さんによる絶賛を受け、カニ歩きをしていたフルーティストも満足げです。

20060831021355.jpg

成田先生プロデュース 「メアリーとダニーの庭(詩:佐々木幹郎)」 練習風景。
この作品は山小屋合宿を経て、当初の形から大幅に変更されましたが、
小室さんからアドヴァイスを受けて更に進化を遂げそうです。

20060831021409.jpg

これは森川作品の合わせ風景ですが、大所帯のため全員写っていません。
「海」「殺す」「不思議」「三十億六千万」「朝」(詩:谷川俊太郎)
という性格の異なる5曲を、アイデアを出し合いながら作り上げていきます。
こちらもまだまだ可能性を秘めている気がします。

この他にも、早坂+服部+萬谷 作品 「朝顔 (詩:佐々木幹郎)」
澤村作品 「ひとこと (詩:佐々木幹郎)」など、
倉敷インスピレーションで上演する計5作品が、小室さんの前で披露されました。

20060831021315.jpg 20060831021242.jpg
20060831021254.jpg 20060831021305.jpg

小室さんには個々の作品に対する講評をいただき、
その言葉からたくさんヒントを受け取ったVOICE SPACE。
それぞれが作品への取り組みを再考するきっかけともなる、とても充実した会となったのでした。

3時間近く続いたプレゼンテーション。
小室さんは多忙のため、この後の反省会(≒飲み会)には
残念ながら出席されませんでしたが、また来ていただけるようなので、
その時にはもっとパワーアップした作品を見ていただきたいものです。

20060831021421.jpg

小室さん、にこやかにご退場。
これにて第3回プレゼンテーションは終了!

(文 by 萬谷)(写真 by 成田先生&萬谷)
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VOICE SPACE 夏の合宿 (3)

合宿からはもう2週間以上経ってしまいましたが、
この間ずっと東京を離れていたため記事がアップできませんでした・・・
改めて、合宿での『メアリーとダニーの庭』練習風景を紹介したいと思います。

8/12(土)、合宿は2日目に突入しました。
合宿というからには勿論、倉敷インスピレーションに向けての調整もやんなきゃ
いえいえ、忘れるわけにはまいりません。
ということで、この日はメアリーダニーの打ち合わせ。
外は雨が降ってきてしまったので、山小屋(新館)に駆け込んでの練習。
でもこの雰囲気、とってもいいでしょう?

メアリーダニーの練習風景(2) by 佐々木先生

この『メアリーとダニーの庭』、
中村さんが持ってきてくれた新・声群パート案と
(e)Shuzo Bandの提案してくれた新たなIrish musicのBGMとを合わせ
合宿前までに考えていた、当初の構成をがらりと変えた結果、
新生メアリーダニーとも言うべき作品がこの日姿をあらわしました。
佐々木先生も、「この感じ、詩を書いたときの雰囲気とよく似ている」とコメント!
本作原案者である成田先生お気に入りのJosephine's Waltzも入って
まさにVOICE SPACEメンバーによる合作です。

オマケ:すいかの時間ですよ~!!

すいかだ~! by 中村ゆ

おいしかった

(by 早坂)




VOICE SPACE 夏の合宿 (に行けなかった萬谷)
20060822181207.jpgVOICE SPACE公式ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ピアノ(と写真撮影&歌?)担当の鹿です。
なんだか皆さん合宿に行かれたようで、とても楽しそうですね。
いいですね、山小屋。
私は大阪や奈良でコンサートに出演したりと、鹿なりにがんばっていたのですが、やっぱり佐々木先生の別荘で踊ったり歌ったり、美味しいものも食べてみたかったです。
ちなみに佐々木先生もご出身は奈良県でいらっしゃいます。

さて、ここでは合宿に参加できなかった私のために成田先生が送ってくださった写真をいくつかご紹介したいと思います。
撮影&個々のタイトルも、成田先生によるものです。
()内は鹿によるコメント。
それではどうぞ~

20060822180444.jpg
VOICE SPACE members at Alice Jam Cottage
(かっこいいですね)

20060822180430.jpg

「メアリーとダニーの庭」練習風景
(これ、鹿も出演予定です。練習しなければ)

20060822180417.jpg

乾杯:素晴らしき仲間たち
(飲みたい)

20060822180405.jpg

高原の光
(ロマンですな)

20060822180228.jpg

生後一ヶ月の子猫を抱くS君
(猫の目が光っててコワイです)


「合宿は嬬恋の子供たちが主役だったり、徹夜の恋愛談義などで異様に盛り上がり
まして、作品の見通しも付き、所期の目的を十分達成できました。
次の機会には一緒に行けるといいですね。」

・・・ホントに、いいですよね。

(by 萬谷)



VOICE SPACE 夏の合宿 (2)
8/11(金)合宿初日

おいしい食べ物でお腹も満たされたところで
山小屋に集まった人々のために
VOICE SPACEメンバーのライブを行いました。

(e) by 中村ゆ

まず最初に(e)Shuzo Bandによるアイリッシュの演奏。
今回はブズーキ&ギターの中村大史が不在のため、
笛、フィドル、ハープ&バウロンの3人で。
笛やハープは音が小さいため、屋外はどちらかと言えば苦手。
PA無しで大丈夫かなと不安もありましたが、
山奥の澄んだ空気と静けさの中ではちょうどよかったようです。
そして、何より山小屋に集まった人々のつくり出す温かな雰囲気。
やはり、この音楽は本来お酒を飲みつつ、火を囲みつつ、宴会の余興として演奏されるのが
一番自然なのだなと感じる瞬間でした。


澤村くんの演奏 by 佐々木先生

続いて澤村君の演奏。
この日の彼の演奏は神がかっていたといってもいいかもしれません。
箏の音というのは、本来残響の少ない日本の木造建築物の中で演奏されてきたこともあり、
余計な残響が無いことが実に清々しく感じられる。
張りつめた空気の中で箏の音と虫の音だけが闇に浮かび上がり、
実に不思議な世界でした。


(e)Shuzo Band featuring 澤村くん&ノブさん by 中村ゆ

山小屋メンバーのノブさん夫妻のギターデュオの演奏を経て、
今度は(e)Shuzo Bandと澤村君&ノブさんのダブルギターが共演。
両者とも初アイリッシュながら驚異的な適応能力を発揮。


大竹さん by 中村ゆ

そしてそして、満を持してついにペルー人登場!
…じゃなかった、山小屋メンバーの一人、木工家具職人の大竹さんによるフォルクローレの演奏。
左手に持ったサンポーニャ(笛)、太鼓、足につけた鈴の三つの楽器を一人で演奏する、
味のあるパフォーマンスは、
その夜終わることを知りませんでした。



こうして夜更けまで演奏が続いた合宿初日の夜でした。

(by 豊田)


VOICE SPACE 夏の合宿 (1)
8/11(金)合宿初日

VOICE SPACEメンバーで佐々木先生の別荘を訪れました。

すてきな山小屋です★
yamagoya


佐々木先生のご友人で木工家具師の大竹さん↓。
こ、これは久保田!これは成田先生からのお手土産!
大竹さん


山小屋の近くの鱒の養殖場に連れてってもらいました。
瞳がキラリ☆

注目すべきはこの↑の猫。
傷物や奇形等、不良品の鱒が出たら与えてもらえるので
それをじーっと目を光らせて待っているのだ(笑)

夕食のために薪割り~
エイヤッ!!
さらちゃん


成田先生はさすが雪国の男!
成田先生


初日はとても天気がよく、空気がおいしかったです。
くつろぎ。


わ~い!やきそば!!
焼いていらっしゃるのは佐々木先生のご友人の村の薬局のノブさん!
やきそばばん!


いちばん盛り上がる話題といえば結局恋愛トーク!
この男、語りだしたら最後、He can't stop!!
語る男。


(by 中村ゆ)


続きを。
先日の朝顔の合わせについて書かせていただきます。
このあわせは毎回新しいものが誕生します。何かが生まれます。早坂さんの「生まれたー!!」という叫び。この日は大地のうねりのようなものが生まれました。ちょっとおもしろいことになってます。
下の写真はパフォーマンスの形態について話し合っているとき、早坂さんが思いついたアイディアを絵に描いてくれました。決して某アニメ映画のキャラクターではありません。早坂さんの絵、かわいい!

この先どのようにふくらましていくか、とてもどきどきしています。



ある日の合わせ風景
ある日の芸大講義室。
服部+早坂+萬谷による作品「朝顔」の練習風景です。

朝顔


・・・いや、何か分からないですよね、これじゃあ。。
服部さんにフォローを期待☆

(by萬谷)


鎌倉探訪

さてさて、ただ今VOICE SPACEはもっぱら
倉敷インスピレーションの準備に明け暮れていますが、
来年の公演を計画している中也の方も、忘れちゃいけません!
というわけで、「中原中也 生誕100年へ向けて」
コーナーを立ち上げることにしました。
『中原中也―声と音のファンタジー(仮)』企画の進行状況ほか、
中也について思うこと、中也を通じた小さな発見など、
その他もろもろ、中也関連のあれこれを、気ままに更新していくつもりです・・・
(続けられるかちょっと心配)

今日は、最近の小さな探訪について書きます。

とある朝、中央線、横須賀線と乗り継いで、
電車に揺られること1時間・・・
 
いざ鎌倉

  鎌倉に来た!!
 


鎌倉は大学1年の頃のリトリート
(新入生の懇談旅行のようなもの)以来、
4年ぶりの来訪です。

しょっぱなから若宮大路を反対方向に
逆走するというずっこけぶりながら
無事最初の目的地、妙本寺に到着。

妙本寺


ここで中也と小林秀雄が和解したというエピソードがあります。
中也の詩にしばしば漂っている、女を失った自分は
「口惜しい男」に落ちぶれたのだという、喪失と挫折。
中也は、この特別な女、長谷川泰子を
親友であった小林秀雄に奪われてしまいます。
そうした苦い思いから紡ぎ出された悲しみのうたには、しかし
どろどろもやもやした心の風景にさっと鋭いきらめきが走るかのような
不思議な魅力を感じます。
ともかくも、中也と小林、泰子との交流はその後も続いて、
何とも奇妙な三角関係ができあがる。
やがて小林も泰子から離れていきますが
詩人の心には癒えることのない傷が残ったのでした。



ノウゼンカズラ1

その昔中也と小林が連れ立って眺めたという海棠の木は
今はもうありません。
ノウゼンカズラがかわいい花を咲かせていました。

ノウゼンカズラ2

お次は中也が死ぬまでの約8ヶ月を過ごした寿福寺へ。
平日の朝、曇り、境内に人影少なく、静かな緑。


寿福寺1

中也がここへやって来た時、彼をさいなんでいたのは
長男、文也を失ったという計り知れない喪失感でした。
彼の心に、静かな境内はどう映っていたでしょう。

寿福寺2

鎌倉一と称される、寿福寺の美しい石畳の道です。
横にいた妹は「『一つのメルヘン』の小川みたいだねぇ」とコメント。

秋の日は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。

小雨が降ったらもっと雰囲気が出そう。
この詩の後半には蝶々が出てきますが、
偶然にも、境内にはジャコウアゲハがたくさん飛んでいました。

残念ながら境内には入ることができず・・・


寿福寺3

さて、寿福寺は高浜虚子のお墓があることでも知られるお寺です。
こんなものが設置されていました。

俳句ポスト

じゃじゃ~ん俳句ポスト
鎌倉市内のあちこちに設置されていて、誰でも投函できます。

 俳句投函

こりゃなんか一発ひねるか、というわけで妹とふたり
ない歌心をしぼって捻出した一句。

 
緑陰に たたずみ想う 中也の影

 ・・・うーん我ながらお粗末でごめんなさい。
以上、中也ゆかりのお寺二つを訪ねた小さな旅@鎌倉でした。


蓮の花

(by 早坂)




 





毎日新聞ニュースより
毎日新聞(岡山版)にVOICE SPACEが出演する
第2回倉敷インスピレーション」についての記事が掲載されました!

詩と音楽のコンサート:詩人とフォーク歌手共演--9月30日、倉敷で
2006.07.26 地方版/岡山  
 

◇谷川俊太郎さん、佐々木幹郎さん、小室等さん

 詩人の谷川俊太郎さんと佐々木幹郎さん、フォーク歌手の小室等さんが同じ舞台に立つ「第2回倉敷インスピレーション『詩と音楽のコンサート』」が9月30日、倉敷市本町の倉敷アイビースクエアである。今年は前夜祭を同29日に予定し、3人と参加者がひざを交えて交流する機会にする。

 同市の活性化策を探る倉敷商工会議所の「くらしきTMO」が、「倉敷が持つ大原美術館など美術分野のイメージと倉敷音楽祭など音楽分野のイメージに、言葉のイメージも加えよう」と企画。3人が同じ舞台で詩を朗読し、歌うイベントで、初回の昨年は大原美術館と倉敷民芸館で開いた。人気が高くチケットは短期間で完売したため、今回はより多くの人が集まれる会場にし、前夜祭も開く。

 コンサートは定員400人で午後6時半から。入場料4000円。前夜祭は午後7時から同市老松町3の旅館「御園」で、定員100人。5000円で弁当とドリンクがつく。いずれも東京芸大学生らのグループ「VOICE SPACE」によるアイルランド音楽などの演奏がある。両日とも先着順で未就学児の入場は不可。予約・問い合わせはTMO(086・424・2111)、または御園(086・422・3618)。【小林一彦】

【毎日新聞(岡山版)より / 2006年7月26日掲載】







VOICE SPACE 公式ブログ オープン!
皆さん、こんにちは
東京藝術大学現代詩研究会"VOICE SPACE"メンバーの萬谷です。
"VOICE SPACE"公式ブログを立ち上げよう! という発案から二週間...
試行錯誤の結果、本日(8月1日)やっと本公開できる運びとなりました。



VOICE SPACE"について、ご存じない方もいらっしゃると思います。
それもそのはず、私たちの活動場所はこれまで東京藝術大学の学内に限られていました。
しかし来る2006年9月29~30日、
岡山県は倉敷市にて催される「第2回倉敷インスピレーション」へ、
私たちVOICE SPACEが出演させていただけることになったのです!!

倉敷では、我らがVOICE SPACE顧問・詩人の佐々木幹郎氏、
同じく詩人の谷川俊太郎氏、歌手の小室等氏、
そして藝大の学生・卒業生で構成される"VOICE SPACE"メンバーが一堂に会し、
現代詩と音楽、響きの可能性を探るコンサートが開かれます。
VOICE SPACE公式ブログでは、この倉敷での上演へ向けた日々の活動を中心に、
メンバーたちが(オモシロおかしく)レポートしていきます!
と同時にVOICE SPACEは、2007年の中原中也生誕100年を記念する
イベントへの出演も決まっています。
その企画へ向けてのメンバーの奮闘ぶりも、逐一お伝えしていく予定ですのでお楽しみに!


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●VOICE SPACE ―東京芸術大学現代詩研究会― 公式ブログhttp://voicespace.blog58.fc2.com/

あ、このVOICE SPACE公式ブログへのリンクは、ご自由にどうぞ!
(勢い余ってバナーも作っちゃったので、よかったらダウンロードして使ってくださいね。)
ご感想、応援メッセージなどはコメント欄からお願いいたします。
それでは今しばらく、これまでの記事をお楽しみください♪

(by萬谷)