VOICE SPACE
  詩と音楽のコラボレーション集団 "VOICE SPACE" 公式ブログ
CD

声のまぼろし

CD「声のまぼろし」
2010年2月28日発売 ¥2000
ご購入はこちら→RAGTIME



Information

VOICE SPACE 

Author:VOICE SPACE 
・VOICE SPACEとは
東京芸術大学音楽学部の学生、院生、卒業生を中心とした、 現代詩を研究する音楽グループ。「音楽文芸」講座担当の佐々木幹郎氏、成田英明氏を顧問として2004年に発足。
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VOICE SPACE in 倉敷
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倉敷インスピレーション2006のレポートと併せてご覧ください。

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公明新聞にVOICE SPACE!
詩人の藤原安紀子さんより第5回東京インスピレーションの公演評を頂戴しました。
これは2月12日の公明新聞に掲載されました。

VS高円寺新聞評

無限遠点
                   藤原安紀子

 不思議なものを見た。
 暁にまだ届かない藍の闇に、しかくい灯(あか)りが浮かんでいる。そこは空で、ひとの灯りの場ではない。星月の瞬きほどはちいさくなく、手を振るひとが収まるくらいのしかくである。宇宙船でも幽霊でもなく、出入口として開かれてある。空にポンと浮かんだものが、たしかにある。
 あの声のようだ。不思議な声だった。かたちあるひとの声が歌い、楽器も調べを奏でるのだが、湧きたつものが像をも破る。声のカオスなのだった。ひとりは全体にまでひろがり、ふくらみ、跳ね、はじけ、無限遠まで駆けぬける。
声は抽象ではない。VOICE SPACEという、詩と音楽のパプォーマンスグループが実際に生み出している音色である。『東京インスピレーションvol.5  おれはひとりの修羅なのだ』の舞台で、生のそれらに出会った。タイトルどおりの宮沢賢治。他に中原中也、谷川俊太郎、佐々木幹郎、若い現代詩まで、「言葉」をモチーフにして、詩と音楽のコラボレーションをみずみずしく興ずる、粒ぞろいの声たち。
音楽を「音による芸術」と厳密にいうならば、まぎれもなく、VOICE SPACEはそのことを体現している。肉声や楽音、リズム、波動までも細分化し、極限まで膨張させる。「これはいったいなんなのだ」体感して独りごち、「修羅なのだ」そのまま頷(うなず)いている。
 限界について想う。知性や体力、時間や場所、生命の息吹も、わたしたちは限りあるものとして識(し)ろうとする。しかし容易(たやす)くそれの限界を突破していくものが、たしかにある。その力を前にして、有限なるものはない。「言葉」は、得体の知れない未知なる力の象徴であり、あらゆるものに先立って在った。そして、果てなき果てまで、伴走するのだ。
不思議なものは、ほんとうはない。己(おのれ)の認識のうちに収まらないものを、そう呼ぶなよ、わたしたち。

(「公明新聞」コラム欄「言葉の遠近法」、2014年2月12日)


第5回東京インスピレーションにおいてVOICE SPACEは
藤原安紀子さんの『ア ナザ ミミクリ』(2013年現代詩花椿賞受賞作品)に挑戦いたしました。
もともと、詩集を開いた瞬間から言葉が立体的に浮かび上がってくるようなとてもわくわくする詩作品。
声にし、音楽にすることでまた違った楽しみができるよう、これからもレパートリーにして精進したいと思います。
この詩を使用することを快諾していただき、またこのような評をいただき、この場で藤原さんに御礼を申し上げます。


また、2月11日に予定しておりました市原湖畔美術館での「深沢幸雄展コンサート」は
現地の積雪状態、交通アクセスの事情により急遽中止となりました。
ご来場を予定されていたお客様には大変ご迷惑をおかけ致しました事をお詫び申し上げます。

なお、「深沢幸雄展コンサート」は2月23日18:00からも予定しております。
ギャラリーの中で音楽を楽しむ、なかなか素敵な会になりそうです。未発表曲も演奏予定です。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
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連絡先についてお詫びとご連絡
voice space のお問い合わせ先として公式HPのcontactページでもご案内していたvoice_space@hotmail.co.jp ですが、先日からこのアカウントを使えなくなってしまいました。

したがって、8月下旬から本日の間に上記アドレスにいただいているお問合せメールは全て確認できておりません。また、第4回東京インスピレーション特設サイトに設置しているメールフォームからのメールも上記アドレスに転送されるものだったので、それも確認できておりません。

急遽新しいメールアドレスを作りましたので、これまでに予約メールを前述アドレス宛てまたは特設サイトの予約フォーム経由でいただいているお客様(私が確認して返信させていただいたお客様も含みます)がいらっしゃいましたら、大変お手数ですが、次のアドレスにもう一度ご連絡お願いいたします。
voice2006space@gmail.com

なお、前のメールアドレスはハッキングされたわけではございませんのでご安心ください。
何卒ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

VOICE SPACE 中村裕美


群馬テレビにVOICE SPACE!
群馬テレビで、VOICE SPACEが「明日」をうたいます。
番組の冒頭で、小林沙羅とVOICE SPACEが。後半にもリハーサル風景が。
群馬県のかた、どうぞ、お見のがしなく!

放送局: 群馬テレビ
番組名: 近代詩のふるさと 第20回萩原朔太郎賞・佐々木幹郎『明日』
放映日: 2012年12月22日(土) 19:00~
再放送: 12月30日(日)20:00~
http://www.gtv.co.jp/


voicespace.jp
なんと!VOICE SPACEオフィシャルサイトができました!
そして!なんとなんと!久々に東京でライブをします!
そして!なんとなんとなんと!twitterもはじめちゃいました!
詳しくはこのサイトをご覧になってください!

(yumi-NAKA.)


春の日に寄せて 皆様へ VOICE SPACEからのメッセージ
皆様お久しぶりです。

3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
そして、一人でも多くの皆様に、心の安らぎが戻ることを願い、生活の再建と復興をお祈りします。

前回の記事をアップしてから三日後に、まさかこんな出来事が起きてしまうなんて…、
誰が予想したでしょうか…。

VOICE SPACEのメンバーの多くも外出先で揺れに遭い、街の中をさ迷いましたし、
たまたま自宅にいた私もラジオからの情報にただただ動揺し、涙が止まりませんでした。

それまで歩んでいた日常が、いったい何であったのか…、果てしなく遠い遠いことのように感じます。
「1000年に一度の出来事に遭遇した」という事実が、今、大きなフィルターとして、
自分の顔の前にあるのを感じます。
そのフィルターを通して、入ってくる、空気が音が言葉が、そして歌までが、こんなにも違うのですね。

放射能汚染の問題は、いまも続いています。
この大きな不安の中に立ってみて感じる、悲しみや畏れが、あまりに大きいこと…、実感しています。

そんな中、私たちは、ようやく先日、顔を合わせることができました。
そして、私たちに今できることは何なのか、じっくりと、真剣に言葉を交わし、
生きていることの意味を話しあいました。
そして…、近々、皆様と時間を共にできる舞台をやってみよう、ということになり、
さっそく動き出しました!
大切に企画を進め、詳細が決まり次第、皆様にはまたこのブログでお知らせをさせて頂きますので、
宜しくお願い致します。

今大切なことは、優しさと誠実さを持ち、確かな足取りで着実に歩むこと。
日本語を大切にし、声や楽器を使い、表現している私たちなりに、
今できることを少しずつ見つけて、発信していきたいと思っています。

皆様どうかお大切に。共に乗り越えて参りましょう!

VOICE SPACE 一同

Posted By Yuji Sawamura


佐々木幹郎の山小屋エッセイ第2巻『田舎の日曜日』にVOICE SPACE!
佐々木幹郎氏の最新エッセイ『田舎の日曜日―ツリーハウスという夢』(みすず書房/\2700)が
11月10日に発売されます!



この『田舎の日曜日』は『みすず』に連載されているエッセイ『山小屋便り』の単行本第2巻。
雨過ぎて雲破れるところ』の続編にあたります。
今回は、表紙写真のかわいいツリーハウスを山小屋メンバーが企画、製作していく過程を中心に
山小屋でのさまざまな不思議で楽しい出来事が綴られています。
VOICE SPACEメンバーもちょろちょろと登場していますよ。

小室等さんが山小屋を訪れたときのエピソードや
シュウゾウ君をはじめとするVOICE SPACEメンバーの影響で楽器を始めた村の少女達の成長もみどころです。

(yumi-NAKA.)


平城遷都1300年記念コンサート「奈良に咲く音」mini VOICE SPACE live
メンバーは只今、山口公演『声のまぼろし』に向けてリハの日々ですが、ここで別のお知らせ。

VOICE SPACEメンバーの萬谷衣里(久しぶり!!)、澤村祐司、
そして佐々木幹郎氏の3人がコラボレーションするコンサートが奈良で行なわれます!



◎平城遷都1300年記念コンサート◎
奈良に咲く音~ピアノ・箏・詩の朗読による~


【出演】

萬谷衣里(ピアノ)
<曲目>
・ショパン作曲:幻想即興曲
・ショパン作曲:バラード第1番
・ショパン作曲:ノクターン作品62-1
・ショパン作曲:幻想ポロネーズ

澤村祐司(箏)
<曲目>
・宮城道雄作曲:数え唄変奏曲
・宮城道雄作曲:ロンドンの夜の雨
・八橋検校作曲:乱
・澤村祐司作曲、佐々木幹郎作詞:恋 (朗読・萬谷衣里)

佐々木幹郎(詩・朗読)
・夜の祈り
・木
・春から夏へのハープ(正倉院御物を巡る歌)ほか

*上記の演奏曲目・朗読作品は予定です。

日時:12月4日(土)15:00開演
会場:なら100年会館(中ホール)
入場料:2000円(当日2500円)

チケットは発売中ですが、萬谷衣里さんのサイトで10月下旬より、Eメールでの予約を承ります。
上記のサイトでは、約100席(比較的良いお席です)限定でご用意できますので、ぜひご連絡ください。